4/19 対馬
快晴。9時15分、壱岐に来たら必見ですよと言われた猿岩に向かって出発。
その手前に黒崎砲台跡の標識が目に入ったので立ち寄る。砲台跡の入口に、砲台内に蛇を目撃との注意書きがあり、一瞬ひるむがライトを片手に薄暗い砲台内を見学。猿岩に向かいかけたところで現地の人に声を掛けられる。郵便局を退職し壱岐に戻ってきたという60代前半の男性。気さくな人が多い。話を切り上げ急いで猿岩へ向かう。
黒崎砲台跡
右は戦艦大和の砲弾
10:10猿岩到着。そっぽ向いた猿の横顔そっくりの奇岩。目や鼻の穴までありユーモラスな姿で自然の妙に驚かされる。平坦な島といわれるが平坦な一本道は少なくアップダウンの道が続く。他への寄り道諦め59号を走り、郷ノ浦港へ向かう。
11時半郷ノ浦ターミナル到着。ターミナルから直ぐ近くに建つ、春一番の塔を見学。対馬、厳原までのフェリー運賃、1920円。12時20分、昨日と同じフェリーが到着。下船する人は多いが、乗船する人は少ない。12:35定刻、厳原に向けて出港。
「春一番」の言葉はここから全国に広まったそうです
郷ノ浦港桟橋を後にする
15:00対馬、厳原到着。ターミナル内にある観光案内所で地図をもらい、日本で唯一現存する旧藩時代の船だまりである「お船江跡」を見学。
次いで対馬観光物産協会に立ち寄り、比田勝までの自転車ルートについて教えてもらう。やはり比田勝まで宿が少なく、アップダウンの道路が続き楽なサイクリングではなさそうだ。比田勝では韓国人団体観光客が多く、週末はどこも満室で部屋が取れないとの話である。
対馬の歴代藩主・宗家の菩提寺である万松院、八幡神社、武家屋敷、雨森芳洲の墓、樋口一葉の師である半井桃水館を見て回る。
厳原港を後にするフェリー「きずな」
武家屋敷跡
家老屋敷跡
大蔵神社
19時柳屋ホテル到着。荷物を置いて観光案内所で教えてもらった食事もできるという居酒屋へ夕食に出掛ける。一人で居酒屋に入っても落ち着かない。ホテルの食事処で主人相手に食事をした方がよかったと後悔。帰りにスーパーに立ち寄る。壱岐では韓国人を見かけなかったが、対馬のメイン通りやスーパーなどで多くの韓国人に出会う。道路標識など至る所でハングル併記であるのに驚く。
(宿泊:厳原 柳屋ホテル 自転車:28km)
4/18 壱岐
08時半起床。快晴。09時過ぎゲストハウス出発。
フェリーターミナルに着いたと思ったら、壱岐はこの先だと言われ焦る。10時出港20分前に到着。急いで自転車を輪袋に納めて1Fの切符売り場へ行くと、2Fだと言われる。九州郵船きずなの乗船が始まっている。乗船料金1,980円(自転車は手荷物扱い、料金ゼロ)。何とか無事乗船。定刻出港。天候は快晴だが風がきつい。
12:20壱岐、郷ノ浦到着。東回りに走る。まず目指したのが壱岐島の展望台、標高213m岳ノ辻。全体に平らな島だと観光案内にはあるが、途中の上り坂はきつい。標識があまりなく何度か道を間違えたが、田舎だと全く人が見当たらずどうしようという事が多いが、壱岐ではそんなことはなかった。岳ノ辻14時到着。展望台で50過ぎに横浜からUターンしたという男性に出会った。
郷ノ浦港 これから出発です。
岳ノ辻 頂上からの郷ノ浦港を望む
次に石田町印通寺にある松永安左衛門記念館を目指す。道中、遣新羅使の標識が目に入ったので寄ってみる。近くにいた地元の人の話によると以前は訪れる観光客はいたそうだが、最近は訪れる人はほとんどいないとか。標識が整備されていないので場所を探し当てるのに一苦労。
15時、松永安左衛門記念館着。以前、城山三郎の本を読んで感銘を受けたので是非とも訪れたいと思っていた所でしたが残念ながら水曜日は休館日でした。ここから北上。「原の辻遺跡」(入場無料)に立ち寄る。全く時代が異なるが、青森「三内丸山遺跡」を想い出す。原の辻ガイダンスにも立ち寄り展示物を鑑賞。壱岐神楽のビデオも鑑賞。ここを出るのが15時半になってしまった。
松永安左衛門記念館
島の東に突き出た八幡半島の「はらほげ地蔵」(16:30)、左京鼻に寄った後(16:45)、北上し壱岐商業高校を目指す。途中、「文永の役 古戦場跡」の標識があったので立ち寄る。更に北上し壱岐商業高校辺りで西に向い、宿泊先の湯ノ本温泉、国民宿舎壱岐島荘を目指す。18時45分壱岐島荘到着。急いで一風呂浴び19時半夕食。
はらほげ地蔵
青色の海が広がる海岸線
蒙古襲来時の古戦場跡
新城神社が建つこの辺りも古戦場
湯本湾に沈む夕日
4/17 壱岐、対馬、釜山への自転車旅初日(博多)
今回は一人旅。カミさんに駅まで送ってもらう。新横浜から10:22発、新幹線ひかり。新大阪着13:00。13:08発新幹線さくら乗換。階段を歩いて隣りプラットフォームへ。自転車と荷物が重い(同じプラットフォームの新神戸で乗り換えるべきだった)。
15:40博多着。改札口を出てもターミナル(博多港)出口までの距離が長い(筑紫口から出た方がよかった)。出口を出ると外は雨。自転車を組み立て、止むのを待つ。博多港方面に向かって走る。道路・歩道が広く走り易い。
宿は博多港からとても近い、築100年の町家を改装した清潔でお洒落なゲストハウス。営業を始めて2年目、オーナーも気さくでとても感じがいい。1階の土間ラウンジで消灯時間23時までチェコ人旅行者と3人で話が弾む。
(宿泊:博多、ゲストハウス湊 自転車:博多駅~宿 3km)
10/30 21日ぶり、ヤンゴンに戻ってきました
深夜、雨が降っていたが朝方にはすっかり上がっていた。生徒さん、元気よく大きな声でおはようごさいますと挨拶。気持ちがいい。
全寮制の学校。当番の生徒さんが準備中
朝食
広い敷地に建てられた羨ましい限りの学校。2階からの眺めも抜群。ぐるっと写真を撮らせて頂きました。
2階校舎から広がる風景
2階図書室
1階食堂
1階食堂
エイミー校長は日本に6年滞在し、大学での留学経験があり日本語が堪能。エイミー校長の日本語授業を参観させて頂く。
テストの採点中
間違えた生徒さんの罰ゲーム。うさぎ跳びです
こちらは3日前に入学したばかりの生徒さん
10時過ぎ、皆さんにお別れの挨拶。エイミー校長以下生徒さん達、皆さんに見送られてヤンゴンに向けて出発。
数キロに亘って緑の中に延びる舗装道が続きとても走りやすいです。そのうち路肩が赤土になり、ヤンゴン郊外に近づくにつれ交通の往来が激しくなります。ローカルバスの中には相当古いものも走っており、中にはベルトが見えているのもありびっくりです。
18時無事、ヤンゴンYMCAに到着。ナンペイさんのお出迎え。そして嬉しいことに冷たいジュースまで差し入れて頂きました。
YMCA到着!
夕食はナンペイさん宅で、お手製の美味しいカレーに舌鼓を打ちながら今日までのミャンマー自転車旅談義に花が咲きました。
(宿泊:YMCA US$30朝食付き 自転車走行:学校~ヤンゴン市内63km)
10/29 学校創立2周年記念の感謝朝食会
夜明けと共に目が覚める。窓からは緑の平原の彼方に朝日が望める。1階の食堂で皆さんと一緒にコーヒーを頂く。
これから近隣の村人100人ほど招待して女学院創立2周年の感謝朝食会。今日も快晴、どんな催しになるのかわくわくしてくる。
朝食会
食事後は生徒たちによる歌の披露
村長さんの歌唱力もなかなかなものです
朝食会が終わり村人が帰った後、
生徒さんの輪の中に入って、折り紙を教えている
この後、日本の大学院生による歯磨き講義風景を見学させてもらいました。
皆さんで記念写真
会長やナンペイさんがヤンゴンに戻られた後、我々だけもう一日お邪魔させて頂けることになりました。
泥まみれ自転車の洗車を手伝ってもらいました
夕日がきれいです
夕食風景
今夜は村のお祭り。大音量の音楽と共に、学校敷地内に10トントラックが入ってきます。小学校時代の田舎でこんな事があったなと想い出します。
歌と芝居のパフォーマンス
食堂に戻り、生徒さんに我々のマジックを披露。大受けでした。最後にカミさんオカリナを演奏しているところです。
(自転車走行:0km)