3/25 台湾も寒いんだぁ~

朝方から雨が降り肌寒い。カッパを着て、靴は濡れても大丈夫なようにサンダルに履き替える。11時半、地図アプリ、MapsMeを頼りに新竹へ向けて走り出す。桃園の街中は車の往来が激しい。途中、銀行のATMで20,000元キャッシング。往来の少ないルートを選んでくれるが遠回りで何度も道に迷う。途中からMapsMeを諦めて幹線道1号線を走ることにする。道路が広くバイク・自転車専用レーンがありとても走り易い。

   

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  雨対策も終え、いざ出発前です

 

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  ATMが設置されている台湾銀行の横で暫し雨宿り

 

しかし、新竹市内の中心部に入ると車・バイクの往来が激しい。街の中心は汽車の駅だろうと新竹駅に向かう。17:30新竹駅到着。駅のインフォメーションで宿を紹介してもらうが、土曜日でほとんどが満室状態。駅の近くにあまりきれいでもないが1軒あるというのでそれにする。

 

新竹駅からすぐ近くの宿。確かに古い。シャワーのお湯は出ず、バスタブはひびが入り、wifiもなかった。夕食は新竹名物、米粉ビーフン)、貢丸湯(すり身団子のスープ)。どれも熱くて舌が火傷しそうになる。我々からするとどれも味が薄いのが難点だ。

 

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 舌がやけどしそうになるくらい熱い米粉

 左端がメニュー兼注文票。当初どうしていいか面喰う。

 

 

2日目(雨・桃園~新竹・走行45㎞)宿:新南旅社 900元

3/24 台湾一周、自転車旅の始まり

 念願の台湾一周自転車の旅に出ることにしまた。3年前、4泊5日台湾旅行の時に花蓮から礁渓温泉まで折り畳み自転車で走った楽しい想い出があり、次回は島一周だと心に決めて帰国しました。仕事が一段落したところで思い切ってやってきました。反時計回りに西海岸から走ることだけは決めてますが、今回もいつものように出たところ勝負の自転車旅となりそうです。

 

桃園空港到着16時。入国手続き済ませ空港ターミナルビル内での自転車組立に手間取り18時を回ってしまう。さあ出発と思いきや、空港警備員から「空港敷地内は自転車通行禁止、19時のシャトルバスで空港外へ出るように」と言われる。

     

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    桃園空港に到着です。

 

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    空港ビルの片隅で自転車の組み立て

 

カミさんの計測器、サイクルメーターをゼロにするため、ボタン長押しするとそれ以降動かなくなってしまった。バスを降り無料の地図アプリ、MapsMeの指示するルートを頼りに日本で事前に予約したホテル向け自転車を漕ぎ出す。辺りはもうとっぷり日が暮れている。初めて走る道路は難しい。どこを走っているか分からなくなってしまい、家の前にいた現地の人に訊ねる。親切な方でいろいろ調べてくれ、最後は4WDで自転車ごと載せてもらい12㎞先のホテルまで送って頂きました。お陰で本当に助かりました。自力で走ると相当時間がかかりそうでした。

 

郊外の周りは何もないところで、食べ物は自転車で7、8分のところにあるセブン・イレブン(711)にしかない。ビールとパンを買いに行ってきました。

 

1日目(桃園・晴れ・走行2㎞)宿:Lutel Hotel 1405元

9/28 パンちゃんと再会

バリ島最後の日である。3日前にゴア・ラワ寺院で会ったパンちゃんが10時に宿に来ることになっているが、本当なのか宿のおばさんに電話してもらう。そこで判明したのは偶然にもおばさんとパンちゃんとは、いとこ同士の間柄。宿で会ったことはないがお祭りで会ったことがあるという。

 

10時、パンちゃんが車で迎えに来てくれる。自転車を積んでパンちゃんの住んでいる木彫りで有名なマス村にあるパンちゃんの自宅に行く。日本で働いて貯めたお金で建てたという自宅を案内してもらう。パンちゃんには小学生のお子さんが二人、上が女の子で下が男の子。ちょうど学校から帰ったところで他に4人の近所の仲間も一緒。ケメちゃん、子供達に折り紙、手裏剣の折り方を教える。最初はおとなしく一生懸命に覚えようとしていたが30分もすると飽きてきたようで集中力がなくなったところでお仕舞いにする。

 

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13時からパンちゃん用事があるというので途中のレストランまで案内してもらって別れる。昨夕、車で通った郊外を自転車で走ってみる。きついアップダウンの道を突き進み郊外に出ると美しい緑の棚田風景が広がる。1時間ほどバリ島最後のサイクリングを楽しんで宿に戻る途中、スーパーに立ち寄り最後の買い物をする。

 

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17時宿に到着。部屋の鍵が見つからない。もしかしたらパンちゃんの車に置き忘れたのかもしれない。合鍵で開けてもらい、急いでシャワー浴びて自転車の梱包を始める。20時40分、デンワさんの車が迎えに来る。21時宿を出て一路空港へ。

 

旅の最後にパンちゃんといい運転手のデンワさんといいナイスガイのバリ人に会えて、すっきりとした気持ちでバリ島自転車の旅を終えることができた。バリ島での総走行距離は413kmでした。

 

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   梱包前の自転車

 

本日の走行距離18km

9/27 車で観光ツアー、締めくくりはケチャダンス

今日は車でウブド近郊の観光名所巡り。運転手のデンワさんは簡単な日本語を話せるから助かる。まず向かったのが像の洞窟と呼ばれるゴア・ガジャ。次に沐浴場のあるティルタ・ウンプル。多くの人が身を清めていた。デンワさんも何度もここで身を清めているから悩み事は一つもないと言う。次いでグヌン・カウイ。入口から長い石段を下りて行く。周りには緑の棚田が広がり、渓谷を渡ると山の岩肌をくり抜いて彫られた王家の陵墓。その周辺には多くの仏教僧が住んでいたという修行庵が残っている。

  

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  寺院を拝観する場合の注意書きです

  

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  仏教僧が住んでいたという修行庵

 

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14時、バリ島随一の景勝地と言われているキンタマーニ到着。高台に建つレストランで昼食。眼下にバトゥール湖、その湖を挟み西にバトゥール山(1700m)、東にアバン山(2100m)。素晴らしい眺めである。

 

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    バトゥール湖とアバン山を背景に

 

15時半キンタマーニからアグン山(3100m)の麓にあるブサキ寺院へ。寺院に到着すると16時を回っていた。これまで見てきた寺院とその広さといい、スケールが違う。寺院見学に階段を登ろうとすると「今日はセレモニーがあるので、バリ人ガイドと一緒でないと寺院の中には入れない」と階段を登らせない。拝観料を支払っていると言っても駄目である。ガイドを付けない人は右端の階段しか登れないと言う。その階段を登ると途中から先には進めない。ここまで来て寺院見物が出来ないのは悔しい。ガイド料の支払いを渋っていたら、当初一人50000ルピアと言っていたのが二人で50000ルピアになった。ガイド料と言ってもガイドする訳でもない。一緒に登るだけだ。時間的に遅くなっているので境内の中は参拝客が少なく、セレモニーは行われていないようだ。

 

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  ブサキ寺院。ガイド料を払わないと階段を上らせない

 

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17時過ぎ、ブサキ寺院を後にする。道中、曇ってきて怪しい天気になったと思ったら雨が降ってきた。バリに来て初めての雨。18時を回ると薄暗くなってきた。途中、コーヒー園に立ち寄りコーヒーを試飲。販売所ではコーヒー、ティーを販売しているがメチャ高い。

宿から直ぐの野外にあるケチャ・ダンス会場に着くと19時半。既にケチャ・ダンスは始まっていた。昨夜のレゴン・ダンスと違いガムラン演奏はないがセリフがあり、見ていて楽しい。もっと見たいと思ったら20時閉演。デンワさんに車で宿まで送ってもらう。車に自転車を積んで行ったがとても自転車でどこも走れず。

 

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  ケチャダンス

 

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  毎晩欠かすことがなかった、Bintangビールです

 

本日の走行距離0km

9/26 華麗なレゴンダンス

9時朝食。午前中は宿でのんびり過ごす。ケメちゃん、オカリナ吹いたり折り紙を折ったり。これまでも何度もオカリナ吹いてきたが誰も興味を示してくれないのが寂しい。曲の一つはインドネシアで作曲されものなのにね。2週間バリを一人旅して今日これからトルコに帰国というトルコ女性が折り紙に関心を示す。ケメちゃん丁寧に教える。

 

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  友人の結婚式に出かけるカップル

 

13時半ウブド王宮へ出掛ける。宿から1.2kmの距離。沿道には土産物、レストランの店が軒を並べる。王宮近くのレストランで昼食。王宮内を見学。通りを隔てて建ち並ぶ土産物屋をぶらつきながら土産物を物色する。履いているサンダルの紐が切れてしまったので試しに訊ねてみる。何と真顔で「600,000ルピアだ」とで言う。冗談じゃないと無視して去ろうとする。「じゃ、いくらならOKだ」と値段交渉してくる。つい「80,000ルピア」と答えてしまい、買う羽目になってしまった。一旦宿に戻り、18時半レゴン・ダンスを鑑賞にウブド王宮へ。19時半開演だが、チケットを買って19時王宮内に入ると既に大勢の鑑賞客が野外に並べられた椅子に座っていた。幸い、舞台前の座敷席が空いていた。ガムラン演奏に合わせた華麗なダンスに興味が引かれる。時間が経つにつれ、セリフがない上にダンスの内容が分からないので徐々に辛くなってくる。20時閉演。途中コンビニで水・缶ビールを買って帰る。店は23時まで営業。

 

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本日の走行距離0km

9/25 ウブド到着!

6時起床。昨夕、フロントで洗濯に出したTシャツ・ズボン、朝には出来上がっていると思ったら、湿った状態でテラスに干してある。急いで朝日が当たるところで乾かす。8時朝食。バリ島ではどのホテルも朝食付き。テラスで記念写真を撮って出発、10時半になってしまった。とても雰囲気のあるホテルで日本円にして2800円くらいです。

 

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5キロ走ったところで交通規制。祭礼が行われているのか、寺院の前には人だかり。中からガムラン演奏が聞こえてくる。自転車を止め寺院の中を見せてもらおうと門の階段を登ったところで、腰巻がないからこれから先はダメだと静止されてしまった。(その後、道中何度もお祭り風景に出会う。)14km地点、海岸添いの屋台で小休止。ヤシの実のジュースを飲む。12時を回っていたのでここで昼食にする。肉団子の入ったスープとナシゴレン、とても美味しい。

 

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屋台から500mほどにあるゴア・ラワ寺院に立ち寄る。直ぐにサロン売りに囲まれる。腰に巻けば無料で寺院内に入れると思い、サロン2枚、100,000ルピア(千円)で購入したが、拝観料を別に徴収された。サロン(腰巻)の上にスカーフを巻いてもらい寺院に入る。境内の薄暗い洞窟には無数のコウモリが飛び交っている。その近くでは大人数のバリ人参拝客がお祈りの最中だった。

 

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寺院をバックに記念写真を撮ってもらおうとバリ人に声を掛けたら何と「チャリンコで旅行中ですか」と日本語で返事が返ってきた。1994年から6年間、鹿児島で家具職人として働いたことがあり、そのお蔭で家を建てることができ結婚することができ、日本の皆さんに感謝していますと話してくれた。ウブドの近くに住んでいるので是非家に寄ってくれと電話番号を教えてくれた。今日はこの寺院で一族100人が集まってのセレモニーがあるのでその運転手役を務めているという。ということは先程大勢の人が境内でお祈りをしていたがあの人達がファミリーだったのだ。これからブサキ寺院に皆で向うそうだ。

 

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ゴア・ラワ寺院から10km先のスマラプラ王宮跡に向かって走っていると突然、後輪からバッグがガサガサ引きずられる音がする。何事が起ったかと自転車を急停止。後輪に取り付けてあるキャリアの一方のネジが外れて、キャリアに装着したバッグが地面に落ちていた。20kgのバッグの重さに耐え切れずキャリアの一方の留め金具が外れ曲がってしている。幸いにもう一方の留め金具は無傷。外れた金具をヒモでフレームに括り付けてキャリアを固定する。何とか無事に走れそうである。

 

15時スマラプラ王宮跡に到着。拝観料を払って中に入ると早速サロン売りのおばさんに囲まれる。既に買ってしまったと現物を見せると、もう一枚どうだとまとわりつく。断ると3枚100,000ルピアでいいと言う。先に2枚100,000ルピアで買ってしまったが、もっと値切ればよかったなと後悔。池の中に浮かぶように建てられた建物や裁判所として使われたとされる建物の天井には様々な絵が描かれていて見ていて飽きない。

 

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16時、20km先のウブドに向けて出発。途中、ギャニャールの町に入った辺りから道路は渋滞が激しくなり、ウブドの町に入ると更に渋滞が激しくなる。地図アプリ、maps.meに宿の大体の位置を登録してあるが中々捜し当てることができない。周りの店の人に何度も訊きながら、19時ようやく見つかった。人通りの多い道に面しているが小さな看板に宿の名前が書いてあった。

 

シャワーを浴びて20時食事に出る。到着時の人混みはどこへ行ったのが人通りはめっきりと減っていた。サラダに、シーフードカレーとピザ、そしていつの大瓶Bintangビール。21時食事を済ませて通りに出ると薄暗くて人通りは少ない。ミネラルウオーターを買い宿に戻る。途中、何度もタクシーはどうかと暗がりから声が掛かる。

 

 本日の走行距離48km

9/24 坂がきつい!

7時朝食、10時出発。今日の目的地はバリ島東部、チャンディダサ。40kmしかないと思うと気の緩みから出発が遅くなってしまった。ホテルを出るとすぐ急勾配の坂。右手に3100mのアグン山が聳え、眺めは最高だが坂がきつい。5kmほどのところにあるというタコのサテが名物という食堂を目指して走る。何度も人に訊いてようやく捜し当てた。店の前にはタコの絵が描かれた看板。店の中を覗くと男の人が顔を出し、申し訳なさそうに「今日は祭りのため休業だ、明日来てくれ」と言われる。

    

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  アグン山

 

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  名物のサテ、タコ

 

それから先も長い上りが続く。上り切った見晴らしのいいところでワゴン車に乗った日本人旅行客に出会った。そこから下った道中にある「水の宮殿、ティルタガインガ」に14時到着。水の庭園を見学して近くのレストランで昼食。ここでもサラダと魚料理が美味しかった。15時出発。下りの道が続いたが、チャンディダサの手前で最後に長い上りが待っていた。長い上りの後の下りは爽快である。下り切ったところで昼過ぎに会った日本人の乗ったワゴン車が止まって声を掛けてくれた。今夜の深夜便で日本に帰国とのこと。

  

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  水の宮殿、ティルタガインガ

 

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17時ホテル到着。町外れの森を抜けたところにある海辺の高台に建つ静かなホテル。GPSがないととても自力では見つけられないようなところにあった。宿泊客は欧米の若者がほとんど。風があってちょっと寒く感じられたがテラスで海を眺めながらの夕食となった。今日もビールと魚料理が美味しい。

 

本日の走行距離45km