10/28 悪戦苦闘の泥んこ道、その先には天国!
毎日のように連絡を取り合っているナンペイさんから、ミャンマー人と触れ合えるまたとない嬉しいご招待を頂いていた。ナンペイさんの知人、5年前にミャンマーに移り住んだ土屋会長がつくった日本語、日本文化、ビジネスマナーを教育するMSM国際女学院の創立2周年記念行事に参加させて頂けることになっている。バゴーから西に60kmほどの距離。今日の17時頃までに到着予定と連絡してあります。
車の往来がひっきりなし。横断するのが大変です。
9時ゲストハウスを出発。ゲストハウスの隣り家に日本人女性。ミャンマー人と結婚しお産の後、赤ちゃん連れて里帰りの最中だそうだ。バゴーからヤンゴンへの幹線道路は広くて路面状態もよく快調にスイスイ走る。地図アプリに従い、幹線道路から一本入った近道を走る。しばらく走ると舗装道路が途切れ赤土の道に。そのうち小雨が降り出す。高架下で雨宿り。雨が上がったところで走り出す。
ヤンゴンへの幹線道路。広くて走りやすい
昼食
幹線道路からの脇道
高架下で雨宿り
そこからが悪戦苦闘の始まり。泥んこ道になり、草原のようなところさえある。稲を刈った藁が車輪に巻き付きついには走行不能に。たまたま通りかかった若者二人組に自転車を抱えて200mほど運んでもらった。やっとこさ、藁を取り除きこれで大丈夫かと思いきや、その後も泥でどろどろの道が続く。
だんだん厳しい路面状態に
道に思えず、この方向で大丈夫か不安に
自転車走行不能前。若者二人にここまで自転車を運んでもらう
藁が絡まって車輪が回らない
泥を取り除いても暫く走るとご覧の通り
ようやく広い道に。でも、先はまだまだ
カミさんのぼやきのボルテージがどんどん上がっていく。学校もう間近だろうというところで電話を入れる。16:30学校到着。ナンペイさん、土屋会長そしてエイミー校長と生徒さんからの歓迎ぶりに大感激!距離にして12、3kmでしたが生涯忘れられることの出来ない道のりです。
ドロドロの道。滑って転んだら目も当てられない
無事到着!
校門前
今度は一転、広大な敷地に建てられた校舎。日本語や技能だけを教育するだけでなく農業、文化交流など様々な取り組みができるようにと設計されています。野外ステージなどもあり羨ましい限り、日本ではとても想像できない贅沢な造り。まさに別世界に来たという感じです。
着いてすぐ生徒さんに手伝ってもらい泥落とし。きれいになったところで2階の部屋に案内してもらう。部屋からはとても素晴らしい田園風景が広がります。そしてとても雰囲気のある部屋で土屋会長、エイミー校長、ナンペイさんと一緒に夕食。その後は場所を移し、『サプライズ』! 今日が私の誕生日(1日早いんですが)だというのでケーキまで用意してありました。この歳になって、照れくさいやら恥ずかしいやら、でもとっても嬉しい気分でした。
目が合えば大きい声で挨拶、礼儀正しい生徒さん達ばかりです
明日は近隣の村人100人ほどを集めて学校設立2周年の感謝朝食会。その前夜祭ということで村長さんや村人も参加して野外ステージで音楽祭。エイミー校長・生徒たちによる日本の歌やダンス、村長さんや土屋会長の歌、ナンペイさんの歌・ハーモニカなどなど。カミさんもオカリナ演奏。ミャンマーで最高の一日でした。
野外ステージでのダンス披露
村の若者たち
(バゴー ~ 学校 自転車走行:62km)
10/27 バゴーで一日のんびり過ごす
部屋でのんびり過ごす。キャッシュが乏しくなってきたので銀行のATMでキャッシング。モン族土産店に行って見ようと自転車で走り出して間もなくポツポツと雨、空の雲行きが急に怪しくなってきたのでゲストハウスへ引き返す。すると、瞬く間に凄まじいスコール。雷も鳴り響く。間一髪でずぶ濡れにならず戻れました。
雨が上がったところで裏道を通り、近くの市場を散策。雨の後で地べたは泥んこ。野菜、果物、魚、肉、花と何でも売っている。バナナ5本500チャット、トマト6個・きゅうり3本700チャット、リンゴ5個1000チャット買う。宿に戻るには信号のない大通りを突っ切らないと行けないが、車の往来が激しく、怖くて渡れず周りの人に先導してもらう羽目に。
(宿泊:Sanfrancisco Guest House 27,000チャット 自転車:バゴー市内 1km)
10/26 巨大寝仏で有名なバゴー
朝食付きというからには、食堂があるのかと思いきや、フロント前のソファーに座ってでした。目玉焼きに食パンとコーヒーのわびしい朝食でした。08:30ヤンゴン行きのバスに乗る。昨日出会った僧姿の人も一緒でした。
ゲストハウスからの眺め
ゲストハウスの従業員
奥さんと赤ちゃん
宿を出発
自転車そのまま積んでくれる
補助席はプラスチックの椅子
11:00途中のバゴー郊外で下車。自転車でダウンタウンへ。市街地に入ると交通の往来が激しく、排気ガスの臭いがひどくて空気が悪い。大通りに面した宿を3軒回ってみるがあまりきれいそうにない。郊外で探してみようと走り出したところで、一本中に入ったところにゲストハウスの看板が見えた。大通りに面していない分よしとしてそこに投宿。
シュエモードーパゴダ
宿で一休みした後、郊外に建立されている巨大大仏の見学に出掛ける。
高さ30mの太い柱4面に座仏
全長82.5mの涼しげな寝仏
バゴーで最も有名な巨大寝仏
巨大過ぎて収まらないのでパノラマ写真
この寺院の奥に寝仏が安置
(宿泊:Sanfrancisco Guest House 27,000チャット 自転車:バゴー市内 21km)
10/25 落ちそうで落ちない不思議な大岩(ゴールデンロック)
05:30 ヤンゴンバスターミナル到着。ここからバスを乗り継いで神秘的な大岩で有名なチャイティーヨーに行きたいのだが、どこにもバスらしきものは見当たらない。周りの人に訊いても言葉が通じず全く埒が明かない。どうもここは到着専用ターミナルでどこか別にターミナルがあることが分かった。タクシーに乗って直ぐ近く。見覚えのあるタウンジーに行く時に来たところである。1時間以上も時間と労力を費やしたのがバカみたいだった。
チャイティーヨーへのベースキャンプとなるキンプン行きのバスを待っていると、次から次へと子供洋服、スマホなどの物売りがやって来る。日本では見られなくなった光景に興味がそそられる。お坊さんも次から次にやって来きます。
バスターミナル
08:15 ヤンゴン出発。11:30 キンプン到着。宿に荷物を預け、チャイティーヨー行きのバス乗り場へ直行。バスといっても荷台に座席を設けた屋根の付きのトラックである。7列シートにギリギリ乗客を詰め込む。急カーブが続く上り坂をかなりのスピードで上ってゆくのでスリル満点。
チャイティーヨーへのこのトラックに乗るしかない
チャイティーヨーに着くと、大勢の参拝に行く人・帰る人。入域料一人10,000チャット。お目当てのゴールデンロック、岩の上に小さな仏塔が建てられている。近づくにつれ、その不思議さに圧倒される。正に、落ちそうで落ちない不思議な大きな岩。そのゴールデンロックに祈りを捧げる大勢の参拝者。その中にヤンゴンからのバスで一緒だった僧姿の人も。大学で学生に英語を教えている教育者で今晩キンプンに泊まって明日ヤンゴンに戻るという。16:50発の同じトラックでキンプンに戻る。
神秘的な眺めに期待が膨みます
本当に落ちそうで落ちない不思議な光景です
ゴールデンロックに向かって祈りを捧げている
ヤンゴンのバスで一緒だった人
帰りもぎゅうぎゅう詰めでした
キンプンの町
ゲストハウス前のレストランで夕食
(宿泊:Win Guest House US$30朝食付き 自転車走行:0km)
10/23 忽然と現れる岩峰その頂上には金箔の寺院、思わず息をのむ
7時朝食。昨夜夕食を共にした木村君、もう一人同じ宿に泊まっていた以前地球の歩き方の編集をしていたという中年男性がインレー湖へと旅立って行った。日本語の流暢なスタッフがポッパ山への半日ツアーどうだとの誘い。一人9000チャット。参加することにする。
9時、ミニバスがピックアップに来る。中に中年日本人が一人。50km南のポッパ山に走る。舗装道路だかデコボコだらけでとにかく揺れが激しい。途中、30分休憩。
トイレ休憩
10:45ポッパ山麓に到着。2時間自由行動。皆の後に付いて斜面を下ると、忽然、そびえ立つ岩峰、その頂上に金箔の寺院が目の前に現れ、思わず息をのむ。777段の急な階段を登り切ると絶景が広がる。
忽然とそびえ立つ岩峰と金箔の寺院
寺院への登り口
12:45同じミニバスで宿に戻り、一休み。15:45夕日を見に出かける。昨日とは別のコースをサイクリングしながら、夕日スポットを探す。観光客が誰もいない寺院で夕日を待っていると、そのうちに4、5人の欧米人がやって来た。その一人の女性から日本語で話しかけられびっくり。フランス人で3年前、熊本大学に1年間留学していたという。日本語は熊本弁ではなく普通の標準語でした。日が暮れるとあたりは真っ暗。やっぱり初めての夜道を走るのは怖い。
熊本大学に留学していたフランス人女性
地元の人が利用する食堂は安い、全部で2200チャット
(Pyinsa Rupa Guset House US$23朝食付き 自転車:遺跡巡り 12km)
10/22 バガン遺跡巡り
朝5時半、外から聞こえてくる大音量の音楽で目が覚める。8時朝食。鼓笛隊パレードがホステル前を行進して行く。急いで朝食を済ませ見に行く。この町のどこに住んでいるのかと思うほどの大勢の若者が次から次へと大声を上げながら行進。政治的なデモだろうというのは想像できるが何に対してなのかはさっぱり分からない(ナンペイさんに後日尋ねてみたところ、”我々は、スーチーさんを断固支持します”ということのようでした)。
朝食
デモ行進
宿泊のゲストハウス前
11時から自転車で遺跡巡りに出かける。広々とした平原に仏塔が点在している。メイン通りは舗装されているが、そこから分かれて中に入る道は砂地のところが多く走りにくい。この辺りは乾燥して砂埃が舞っている。砂が入ったのかデジカメが急に作動しなくなってしまった。砂塵に気を付けるべきでした。
城壁の名残、タラバー門
タビィニュ寺院
寺院内に安置されている仏像
この寺院の写真を最後にカメラが作動せず
一旦、ホステルに戻り一休み。予備のカメラに替え、夕日を眺めに出かける。観光客の来ない穴場のサンセットポイントを探していたところ、ちょうど通りかかったバイクに乗った若者に案内してもらう。後からバイクでやってきたオーストラリア人達と一緒に寺院に上り、大平原に沈みゆく夕日を眺める。
観光客を相手に絵画を売り込んでいる
日が沈むと真っ暗。砂地の道を抜け、舗装道路に入り暫く走ったところで自転車のホルダーに取り付けたスマホがないことに気づく。寺院近くでネジが緩み落ちたのだろうと、急いで探しに戻る。途中で、反対方向からバイクで走ってくるオーストラリア人に出会う。何とスマホを拾って来てくれていた。間一髪、あと30秒遅かったら分岐点で彼ら反対方向へ行ってしまい永遠に会えないところだった。
宿に戻って、同じゲストハウスに宿泊している日本人旅行者を誘って夕食
(Pyinsa Rupa Guset House US$23朝食付き 自転車:遺跡巡り 31km)